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【理事長メッセージ】

 これまで「声のコンディショニング」という声(ヴォーカル)に特化したテーマでスタートした当協会ですが、感染症や自然災害といったことが当たり前になりつつある社会の中で、もっと大きな視野で世の中を見ることの必要性を感じ、2020年12月より大きく舵を切ることにいたしました。自分が言いたいことを世の中や社会に、もっと言えるようにならないのか?をテーマに「誰もが自分の意見を言うことができる世の中をつくる」ことを目標に掲げ、名称を一般社団法人ボイスコミニュケーティング協会(以下VCA)と改めました。

 

最初にイメージしたキーワードが「VOICE」。「VOICE」という単語は…

①(人の)声,音声 ② 声を出す能力 ③ 発言権;投票権;影響力 / 代弁者 ④ 意見,意思,要望;表明,表現 ⑤(動物などの)音;(神などの)声,お告げ ⑥ 態 ⑦ 有声音 ⑧ ≪音楽≫声部;歌手 といった様々な意味があります。

 

 今ではインターネットやSNSが当たり前となり、自分の意見や言いたいことを手軽に発信できる環境は整いましたが、それがイコール自由に意見を言える世の中になったわけではありません。もしそこで本音を発信すれば、賛同や共感の意見も出てきますが、同時に反対意見や、いらぬ正義感からくる誹謗中傷なども集まります。

それがエスカレートすると「炎上」ということも珍しくありません。「炎上」「誹謗中傷」による痛ましいニュースも数多く聞かれ、社会問題にもなっています。それが怖くてSNS上では100%の本音や意見は言えなくなっています。これはSNSに限った話ではありません。著名人ともなれば、尚更気をつけなくてはいけなくなり、世間との調和に怯えながら発信をするという不自由さを背負っています。そのような風潮は、一般の方々にも広がり、ついにはSNSから離れてしまうことも多くなっています。

そこで私たちは「もっと自由に自分の考えや意見を世間に届けられる方法はないのか?」を考えました。個人が直接意見を発信すると問題が起きるのであれば、「VCAが個人と世間の間で中立的な立場になることで、VCAが個人の盾となり個人に代わって世の中に意見を出せば良いのではないか?」との考えに至りました。そのためVCAは「常に中立である」という立ち位置を崩さないことが必要であり、それが協会への大きな信用構築につながると考えています。

 

 先述した「VOICE」という単語。この中には、これから新しいVCAが目指すべき意味が多く含まれています。最初のうちはVCAがどんなことをする協会なのか、理解することが難しいかもしれません。少しずつ多くの方々からの声(ご意見 本音など) を集め、それをまとめ協会から発信するという活動を続けていく中で、VCAの存在意義が徐々に伝わっていくと信じています。そしてVCAに集まった多くのご意見は、明るくポジティブな世界を作るための材料となり、大きなムーブメントを起こすだろうと考えています。その明るい未来を目指して、一般社団法人ボーカルコミュニケーティング協会は、2020年12月1日から本格的に動き出します。

​理事長 木村和也

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